毎年8月2~3日に開催される長岡まつり。平日でも大人数が集まる花火大会なのですが、今年は土日に当たる為、観覧席が拡張されていました。
ここは2011年に行ってから、実に3年振りで、初めて感動で泣ける花火がある事を知った場所です。
19:00より花火開始の白菊花火が打ち上がる。昭和20年の長岡空襲で亡くなられた方々への慰霊、復興に尽力した方への感謝、平和への願いを込めた白一色の花火です。

白菊花火
続いて、酔火連による10号30発。この団体は長岡まつりの為に一年間お金を貯め、お酒を飲みながら花火鑑賞をする何とも粋な方々です。

酔火連提供花火
そして、茨城県の野村花火工業が担当するプログラム天地人。前日は小千谷煙火工業が担当だった様です。
2009年に放送されたNHKの大河ドラマ天地人。長岡にゆかりがある直江兼続を記念して作られたプログラムであり、初めて見た時はこのミュージックスターマインに驚きました。
担当煙火店の代表する芸術玉をふんだんに使った内容で今年も素晴らしかったです。

天地人花火
そして、長岡まつりを代表する復興祈願花火 フェニックス。2004年10月に新潟県中越大震災で被災された多くの人を元気付ける為に打ち上げたのが始まりでした。
今年は10周年の節目なので、テーマ曲のJupiterがいつもより長いフルバージョンで行われるとの事。歌手の平原綾香さんも打ち上げ前に観覧席でライブをされていた様です。
ワイド感が凄まじく、端から端まで見るのも精一杯で、しばらく震えが止まらなかった花火でした。

復興祈願花火フェニックス
昭和20年の空襲から長岡花火への流れを描いた大林宣彦監督によるセミドキュメンタリー映画、この空の花。株式会社マルゴー担当するプログラム。
少しでも大事に見なくてはと言う気持ちになり、個人的にはこれが一番良かったです。

この空の花
あと、1日に2発打ち上がる正三尺玉。打ち上げ場所から近い観覧席だと、本当に爆風を感じるので花火を身体で味わえます。

正三尺玉(しょうさんじゃくだま)
かなり長くなってしまいましたが、日本三大花火大会の名前に相応しい花火大会でした。また来年も行ける様にしたいものです。
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