昨年は天候不良で中止になった神奈川県の鎌倉花火大会。本当に待ち遠しかった花火大会がようやくやってきました。
平日だと言うのに、メイン会場である由比ヶ浜海岸は海水浴に来ている人達で溢れていました。これは花火が開催する今日だけが特別な光景なのだろうか?
できれば初めての場所なのでメイン会場で見たかったのだが、予報では風下になっていたので、撮影場所を考える。
逗子か江ノ島のどちらに行っても良かったのですが、添景が良さそうな江の島側に決めた。花火との距離もいい感じで高台からの場所を無事に確保する。
まずは19:00頃に東日本大震災及び熊本地震への追悼を込めて、鎮魂の花として、10号玉を3発打ち上げる。
その後、しばらく時間が空き、19:20から約50分間の花火プログラムが始まる。担当煙火店は山梨県の株式会社マルゴー、最大号数は10号玉。
オープニングスターマインから始まり、5・7・10号玉の打ち上げ、水中花火と進んでいく。
そして、糸井火工、伊那火工堀内煙火店、太洋花火、丸玉屋小勝煙火店、マルゴーの5社による匠の花火。個人的には、ここでも担当煙火店の花火は秀逸だった様に思う。

古都に咲く花 山梨県 株式会社マルゴー
鎌倉花火大会と言えば、水中花火の写真がポスターに使われており、情報誌やネットに誤った情報が流され、それがメインの様に勘違いしていたのだが本当の見所を理解した。
10号玉は勿論、5号玉の一つでも見逃せない程のクオリティで写真では上手く伝わらない花火ばかりで本当に残念でならない。
取りあえず撮れた撮れないは別にして、普段以上にシャッターを切りまくっている自分がいた。周りに人がいなかったらきっと叫んでいただろうなぁ…。
また、花火賛歌スターマインでは、時差式の花火をふんだんに使った贅沢なスターマイン。丁度いい感じに色が変わっている写真が撮れたので掲載してみる。
噴出や八方咲きの部分もパステル色で何とも凄いプログラムだった。煙が横に流れているとは言え、少し写真的には残念な部分も…。
そして、尺玉の千輪菊を2発同時打ちが3セット。普通の彩色千輪菊でも観客は沸くのに、この色遣い、一体どうなっているのやら…。
ラストは錦冠菊のグランドフィナーレスターマイン。久し振りに圧倒された花火を見れ、幸せな時間を過ごせました。きっと花火師さんは、昨年の分までと頑張ったのだろう。
今回の反省点は場所取りが完全に失敗した事。結果論にはなるのだが、メイン会場に向けて打ち上げているので、扇打ちなどは平面に見えてしまい何をやってるのか全く分からなかった。
そして、写真的には良い位置だったのだが地元の人が集まる場所で隣のおばあさんが事あるごとに世間話をしていて気が散ってしまった事。(花火の話もたまにしているので、注意するにしきれなかった)
花火大会はみんなで見る物なので周囲に迷惑を掛けないで頂きたいものです。とても素晴らしい内容だっただけに、特にそこが悔やまれました。
花火終了後はメイン会場付近で、いつもの花火仲間と合流し祝杯をあげる。混雑でお店には入れそうになかったので、その辺の屋台で…。
鎌倉花火大会に携わった皆様、ありがとうございました。そして、担当煙火店の株式会社マルゴーの皆様、本当にお疲れ様でした!どうやら、また来年も行きたい花火大会が増えてしまった様です。